男性ホルモンで知られるテストステロンは筋肉をつける大切な内分泌物質の一つです。
音楽を聴きながら筋トレすることで効率よく筋肉がつくか考えてみましょう。
ホルモンってなに
引用;Best of Future Bounceメドレー
ホルモンは体の健康を保つ為にいろいろな機能を調節する一種の潤滑油のような働きをします。
ヒトの体には、ホメオスターシスと呼ばれる、体の恒常性を維持しようとする機能が備わっています。
水分でいえば、体が水不足のときには、血圧を維持させるホルモンがでる、腎臓に働いて尿を濃縮させて水分が逃げるのを防ぐホルモンがでる。
脳にはたらいてのどの乾き、口渇感を高めて水を飲ませるホルモンがでる、というようにはたらきます。
ホルモンがはたらくには、ホルモンを受け取る窓口が必要で、受容体と呼ばれます。
このホルモンに対する受容体がある標的細胞においてだけ、ホルモンの作用が発揮されます。
引用文献:一般社団法人 日本内分泌学会
テストステロン
男性の場合、約95%が睾丸(精巣)の中で、残る5%が副腎で合成され、分泌されているステロイドホルモンです。
テストステロンの原料はコレステロールで、体内で複雑なプロセスを経てテストステロンに生合成されています。
テストステロンの分泌量は、脳からの命令でコントロールされています。血中に分泌されたテストステロンは11~90分で約半分になり、少量はエストロゲン(女性ホルモン)に換わりますが、大部分は肝臓で代謝されて、尿中に放出されます。
健康な男性にも、少量ながら女性ホルモンが分泌されているのです。
食事の質
テストステロンを分泌するにはコレステロールの原材料である脂質を十分とることが大切です。
かといってお肉だけを大量に摂取しても脂質を消化吸収する能力に限界があるのでバランスのとれた食事、毎食タンパク質・脂質・食物繊維を摂取することを心がけなくてはいけません。
適度な運動を維持することも大切
過度なトレーニングはホルモンバランスを崩す要因になるのでトレーニングは翌日に疲れを持ち越さない程度に留めましょう。
かといってただ歩くだけを適度な運動とは言いません。
汗をかかない程度で心臓の鼓動が聞こえてくるぐらいの運動を毎日行うと新陳代謝が活発になります。
運動のできない日は手を大きく振って歩く・大股で歩いてみるのもオススメです。
毎日十分な睡眠をとることも大切
ホルモンは副交感神経優位の夜寝ているときに分泌されるので夜は早めに寝ることを心がけましょう。
規則正しい生活リズム、ストレスを溜めない健康的な生活習慣が必要です。栄養摂取だけで運動しなければ、当然のことながら太ります。
肥満はテストステロンの分泌を低下させるため、逆効果になります。食事と運動は両輪です。
音楽を聴きながらトレーニングすると
日常的に触れる音楽(好きな音楽)やクラシック・ジャズによって、テストステロンが減ることが確認されました。
このことから、日ごろ音楽を聴く行為には「ジャンルにより異なるものの、テストステロン分泌を減らす効果がある」といえるでしょう。
引用文献;音楽聴取とテストステロン(三)
ただ流れている音楽を聴くだけではテストステロンは減少してしまうようです。
ではどのような音楽がテストステロン分泌に有効かというと、EDM系のアップテンポの曲がよいそうです。
私のお気に入りのEMD系のアップテンポ曲
引用:音圧が凄くて心臓が揺れるNCS重低音メドレー【EDM】
どのジムに行っても今はこのようなアップテンポ系の曲がながれてますね。
自分自身のテンションが上がり、「ひゃっほー」となれるのでノリノリでトレーニングに励めます。
ただし、ヤル気だけでトレーニングを続けて体を壊さないように注意しましょう。
筋肉を増やすテストステロン値を増やすには?音楽を聴くと高まるの?:まとめ
人並み以上にテストステロンの分泌を増やすには、規則正しい生活リズムとストレスを溜めない生活習慣を基本に、日々の食生活とトレーニング量をバランス良く増やして、維持する事が必要です。
つまりアスリートを目指すことと同じく、トレーニングも大切だけど生活の質も視野に入れなければいけません。
アスリートのように、明るく快活で前向きな人が健康的な生活習慣を続けていれば、落ち込む出来事があっても気持ちを切り替えてストレスを溜めないように心がければ、自ずとテストステロンの分泌が高まり、その精神作用で明るく快活、チャレンジングで前向きになるはずです。
なのでトレーニング中のみアップテンポの曲を聴いて筋肉の発達と体脂肪率の削減、シェイプアップを図るより、食生活を見直して栄養バランス、特にタンパク質と質の良い脂質を摂取する。
浅い睡眠ではなく、深い睡眠を心がけるためにも、早寝早起きする。
生活リズムがみだれると何時にホルモンを出せば良いのか体がわからなくなるので、出来る限り同じ時間に行動する習慣をつける。
ストレスは体を酸化させます。これは筋肉を破壊する効果があります。
トレーニングをするときは他のことは忘れて筋トレに集中しましょう。
運動するときは気持ちの良い疲労程度に留めよう。
やり過ぎ・呼吸を止める・反動をつけて行う等は細胞を破壊することにつながります。
この要素で何が欠けても、テストステロンの分泌にリスクが生じると思われます。
筋トレ中に、BGMがあるとやる気も出やすいですよね!
こちらの記事も参考にしてみてください。