筋トレ時にエナジードリンクを飲むと筋力がアップするというのは、ホントなのでしょうか?どの成分が、筋トレ時にどんな影響を及ぼすのか気になりますね。
エナジードリンクを飲むタイミングやどんな効果があるのか紹介します。
筋トレアップにエナジードリンク
国際スポーツ栄養学会(ISSN)によると、エナジードリンクに含まれているある成分に筋力をアップが期待できるとの報告があります。
例えば瞬発系スポーツである100m走や水泳の短距離、持久系スポーツのマラソンなどの競技力アップが実証されたケースがあります。では、その成分とは何でしょうか。
エナジードリンクとは
エナジードリンクの定義や基準は、法律などで明確には示されていません。現状、カフェインやアミノ酸、ビタミンの入った炭酸飲料を「エナジードリンク」といいます。
エナジードリンクの成分
清涼飲料水の分類に入るエナジードリンクの主な成分は、以下になります。
成分 | 成分内容 |
カフェイン | コーヒー、茶葉の植物に含む天然の苦味成分 |
グルクロノラクトン | 薬に含まれる成分のひとつ |
ガラナ | 植物の名前。薬用として種子を利用する |
ビタミン | 三大栄養素の代謝を助ける栄養素 |
エナジードリンクは飲まない人でも、口にしている機会があります。実はコーヒーやお茶に含まれている成分である、カフェインです。
筋力アップに関係が深いといわれ、持久力、スピード、投球などの有酸素運動や無酸素運動で効力がみられています。
筋トレとカフェインの関係
国際オリンピック委員会や世界ドーピング機構は、禁止物質だったカフェインを2004年に禁止リストから外しています。
特に陸上、サイクリングなどのアスリートの76%がカフェインを利用しているという報告があります。果たしてどんな効果があるのでしょうか。
データ引用元:International society of sports nutrition position stand: caffeine and exercise performance
エナジードリンクの効果
カフェインの作用は、脳を活性化させ筋力アップ時の疲労感を回復させる働きがあります。また最近の研究によると体脂肪の燃焼率がアップすると発表され、注目されている成分です。
製品によって成分内容が異なりますが、糖質補充になり筋トレのエネルギーとして利用するのもよいでしょう。ただしカフェインを摂ってもパフォーマンスアップ効果には個人差があるというデータがあります。
エナジードリンクの注意点
エナジードリンクの多量に飲むと、心拍数の増加、血圧上昇、不眠症など健康に悪影響を及ぼしたり、興奮や不安の症状などカフェイン中毒が起こった事例もあります。
そうなるとパフォーマンスアップどころか、怪我のリスクを増大させたり命の危険もあります。1日1本を目安に体調に合わせて飲むようにしましょう。
筋トレアップのために飲むタイミングは
効率よく筋トレアップするには、飲むタイミングはいつなのでしょうか。パフォーマンスをあげるためには、筋トレのおおよそ60分前とされます。
エナジードリンク飲むタイミングと量
カフェインを摂取してから約60分後に効果が発揮され、その効果は約3時間ほど持続されているといわれています。摂取量は、体重1㎏あたり3〜6㎎と推奨されています。
そして一般的に販売されているエナジードリンクのカフェインの含有量は次の通りです。1日1本なら決して多い量ではないでしょう。
- AMPエナジードリンク 31㎎/100g
- フルスロットルエナジードリンク 30㎎/100g
- モンスターエナジー 36㎎/100g
- レッドブル 30㎎/100g
- ロックスター・エナジー・ドリンク 30㎎/100g
- ヴォールト 19㎎/100g
引用データ:Beverages, Energy drink, VAULT, citrus flavor
ちなみに私のおすすめは、モンスターエナジー派です。
筋トレアップ⁉エナジードリンクを飲むタイミングはいつ?:まとめ
エナジードリンクに含まれている成分カフェインは、筋力アップに関係が深いといわれ、有酸素運動や無酸素運動のパフォーマンスアップに効果がでています。
カフェインの作用は、脳を活性化させ筋力アップ時の疲労感を回復させる働き、体脂肪の燃焼率がアップすると発表され、注目されている成分です。
エナジードリンクの多量に飲むと、カフェイン中毒が起こった事例もあります。
1日1本を目安に体調に合わせて飲むようにしましょう。
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