これまで、たんぱく質の摂り方について色々とご案内してきました。今回は、魚肉ソーセージ。
もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、ちょっとひと工夫。筋トレ前後の栄養補給になるレシピを紹介します。
魚肉ソーセージとは
魚肉ソーセージの発祥は、日本であるとご存じでしたか。さかのぼること大正時代から昭和初期にかけて各水産試験場で試作されたのが始まりとされています。
ウインナーソーセージなどの畜肉ソーセージに比べてカロリーや脂質が抑えられていることから健康志向の食品として注目を浴びています。
魚肉ソーセージの栄養素
魚肉ソーセージとウインナーソーセージの栄養成分を比較してみました。
たんぱく質は同じでも、カロリーと脂質の差に違いがあるのがわかります。まさに高たんぱく質低カロリーで脂質を抑え、筋肉形成のエネルギーに期待できますね。
成分比較 | 魚肉ソーセージ | ウインナーソーセージ |
エネルギー(Kcal) | 158 | 319 |
たんぱく質(g) | 11.5 | 11.5 |
脂質(g) | 7.2 | 30.6 |
炭水化物(g) | 12.6 | 3.3 |
食塩相当量(g) | 2.1 | 1.9 |
魚肉ソーセージ種類
健康志向の影響もありEPAやDHA、減塩、筋肉増加効果など機能性成分を重視した商品が目に留まります。
速筋タンパクソーセージ、しかも減塩ならいいですね。
魚肉ソーセージの原材料
魚肉ソーセージで特に注目の話題は、原材料のひとつ「スケソウダラ」です。
スケソウダラ
スケソウダラのたんぱく質を4.5g摂取した場合、卵と同等以上に得られ、筋肉肥大効果、筋肉量の増加が期待できるという結果が発表されました。
引用データ:スケソウダラのタンパク質 | 研究 | 研究・開発 | 企業情報 | ニッスイ
スケソウダラの「速筋タンパク」に関する筋肉増加効果研究を 第22回国際栄養学会議にて発表【ニッスイ】
おすすめのレシピ
魚肉ソーセージでの効果を期待し、早速作ってみましょう。製造販売元のレシピサイトと魚肉ソーセージを使用したそば粉のガレットをご紹介します。
魚肉ソーセージとそば粉のガレット
そば粉には、ルチンという抗酸化ポリフェノールが含まれており、血管の拡張や筋繊維を作りかえたり、そして筋肉の増強、代謝のアップを助ける働きをします。
また、そば粉は、穀類の中でたんぱく質を最も多く含んでいます。魚肉ソーセージとそば粉の組み合わせは、筋肉にいい影響を及ばす可能性があります。
材料(2人分) | 作り方 |
そば粉 60g 溶き卵 1個 水 180ml オリゴ糖 小さじ½ 魚肉ソーセージ 1本 ピザ用チーズ 20g 卵 2個 サラダ油 適量 ブラックペッパー 適宜 塩 適宜 | ①ボウルにそば粉、溶き卵、オリゴ糖を入れてホイッパーで混ぜ合わせる。水を2〜3回に分けて加えながらよく混ぜ合わせ、ラップをかけて冷蔵庫で30分寝かす。 ②魚肉ソーセージをななめ切りにする。 ③フライパンにサラダ油を引き中火で熱し、ペーパータオルでサラダ油を全体にぬり、①の生地の半量を入れて広げる。 ④中火で2分ほど焼き、表面が乾いたらチーズと②を半量づつ土手を作るようにのせる。真ん中に卵を割りいれる。 ⑤フタをして弱火2〜3分ほど焼き、卵が半熟になったら、フタをあける。フライ返しで4辺を内側に折りたたみ器に盛り付け完成。好みでブラックペッパーと塩をふりかける。 (同じく残りの生地を焼く) |
レシピ紹介サイト
製造販売元のレシピサイトです。あわせてご覧くださいませ。
【レシピ紹介】良質なたんぱく源としておすすめの魚肉ソーセージ:まとめ
魚肉ソーセージは、高たんぱく質低カロリーで脂質を抑え、筋肉形成のエネルギーに期待できます。
EPAやDHA、減塩、筋肉増加効果など機能性成分を重視した商品があり、速筋タンパクソーセージは、筋トレにおすすめですよ。
原材料のひとつスケソウダラのたんぱく質は、卵と同等以上に得られ、筋肉肥大効果、筋肉量の増加が期待できるという結果が発表されました。
おすすめレシピは、魚肉ソーセージとそば粉のガレット。
そば粉のガレットは、大好きでよく作るので魚肉ソーセージでアレンジしてみました。ぜひお試しくださいませ。